ヤマナハウスが位置するのは、東京・神奈川から車で1~2時間で来られる場所。日帰りで行き来できる距離です。今回対談頂いた石井さん・福山さんは自宅が東京・神奈川にあり、月例活動に合わせて南房総を訪れているメンバーです。どんなきっかけで参加するようになり、どんな使い方をしているのか。お2人に伺いました!
話し手:石井貴久さん 福山幸治さん(ヤマナメンバー)
“2拠点”や”DIY“を目にしたのが、興味を持ったきっかけ
――どういうきっかけでヤマナハウスを知ったのですか?
石井さん:2019年頃だったと思いますが、2拠点生活に興味を持ち始めて、近場で何かないかと探し始めたんです。いろいろと情報を見ているなかで、「オープンヤマナ」という新規参加可能なイベントの案内が目に入って。申し込んで参加したのが最初でした。ちょうど田植えの時期で、子どもたちが田んぼの水際で遊ぶ風景がいいな、と思ったのも記憶しています。
福山さん:僕は木工のDIYをやれる場所を探していたんです。ちょうどその頃、ヤマナハウスが雑誌「Daytona」で取材されていたんですね。その記事を目にして、お試し参加に申し込みました。2拠点生活についても書かれていて、それも興味を惹かれたのを覚えています。
――体験してみてよかったから継続……だったわけですね!?
石井さん:そうですね。おもしろい場所だなと思いました。もしかしたら、2人とも車の運転が苦ではないというのが、ちょっと影響しているかもしれません。僕の場合は東京から来ていますが、「わざわざ」という感じでもないんですね。運転も楽しみながらちょっと足を延ばしているという感じでしょうか。
福山さん:確かに、運転自体は全然苦ではないですね。仕事柄、日頃から2時間くらいの距離を移動することもありますし。だから、日帰り圏内で気軽に行ける場所だと思っています。アクアラインを通ると、週末は渋滞がありますけれどね(笑)。月例活動の帰りは、夕方の渋滞ピークをずらすために、連れ立って温泉施設に寄ることも多いです。
石井さん:温泉施設というか健康センターというか……房総側の方が安くて広かったりしますからね。車で帰る途中にあるので、福山さんともよくご一緒しています(笑)。

月2回の月例活動が、ちょうどいいペース
――ヤマナハウスは、ご自身の時間を楽しめる場という感じでしょうか
福山さん:月例活動が月2回というのは、僕自身はちょうどいいペースです。うちの場合、子どもはもう個々で動いていますし、僕が月例に来ているときは妻も自分の時間を過ごしているんじゃないかなと思いますよ。
石井さん:最初は家族で来たのですが、今は家族もそれぞれの過ごし方になっていて。僕はここにのんびりとしに来ています。もともとDIYをしたいとか、そういうことではなくて、単にここで時間を過ごせればいいと思って参加しましたからね。ぼーっとしているだけでも全然問題がないくらいです。
福山さん:僕の場合は、この先定年を迎えた後のことなんかも、ちょっと頭をよぎっています。時間ができたらもっとこっちで過ごせたらいいなと思うところもあって。とはいえ、今の暮らしを完全に変えるというよりも、2拠点生活のような方向でしょうね。こちらで少しでも仕事がつくっていけると、だいぶ現実味が増すなと思っているところです。
石井さん:ヤマナハウスのようなコミュニティに入っていることは、2拠点生活に興味がある場合は何かしら役立つだろうなと思っています。いろんな情報を見聞きすることができますからね。
――いろんな人との接点ができる場でもありますよね
福山さん:この年になるとなかなか新しい友達なんてできないものですが、ヤマナハウスに参加して一緒に楽しめるメンバーができたのはよかったです。普段の仕事では出会わない人ばかりなのもあって、楽しいです。
石井さん:確かに、いろんな人に出会える場ですよね。僕も福山さんも普段は会社員なのですが、メンバーには独立して仕事をしている人なんかも結構いて、どうやって仕事をしているのか等々聞くのも刺激になります。

屋根付作業スペースが近々できる予定
――直近で「ヤマナハウスのここを進化させる!」みたいなことはありますか?
福山さん:僕自身は、はやく作業エリアを完成させたい! 少し前に倉庫が2つになったものの、大勢で作業をしようとすると、まだ手狭なので。雨の日でもある程度屋外作業ができるように、倉庫の脇に、屋根付作業スペースをつくろうとしているところです。材料置場にもできますし、溶接とかもそこでできるようにしていく予定です。
――先日の月例1日で、骨組みができていましたね!
福山さん:単管パイプでつくるのをメンバーの高橋さんが得意としていて、それで今回も組み立てています。「小屋DIYコース」というヤマナアカデミーから複数人がメンバーになってくれたのもあって、今回は建築DIY好きメンバーで一気に進められました。
――軽トラも手に入れたんですよね
福山さん:そう。中古のものが手に入ったので、整備して車検も通して、使えるようになりました。いろいろなモノを運ぶのも便利になると思います。
―― 一方で、滞在するだけでの楽しみ方もありというのもヤマナハウスかなと
石井さん:僕自身は、集中的に来て飽きてしまうよりは、ゆるく少しずつ参加し続けようと思って過ごしてきました。都心から向かってくると、鋸山を越えたあたりで急にのどかな里山風景が広がるんですよね。毎回その移ろいを楽しみながらヤマナハウスにやって来て、空気のおいしい場所にしばし滞在する、というのを、自分なりに楽しんでいます。

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